読んだ本レビュー

【レビュー】「ありがとうって言えたなら」を読んでガンで亡くなった父の事を思い出す。

こんにちは、アラフォーのワーママです☆

今回は瀧波ユカリさんのコミックエッセイ、

「ありがとうって 言えたなら」を読んだので感じた事を記録しておきます。

 

「ありがとうって 言えたなら」を読んだきっかけ

独身だった頃、普段ほとんど漫画を買わない私がハマった臨死!!江古田ちゃん』の作者が描いたコミックエッセイです。

 

 

ここ数年は子育て&家事&仕事で時間がなく、すっかり漫画から遠ざかっていました。

今回読んだ「ありがとうって 言えたなら」が本になる2018年3月の前の2月からTwitterを始めてタイミングよく、

臨死!!江古田ちゃんの作者、瀧波ユカリさんのツイートに共感することが多くフォローしていました。

(瀧波さんのフォロワーになって初めてお顔を拝見したのですが、私のイメージはご自身が描いているイラストに近い方を想像していました。が、違った。。。ちゃんと?お綺麗な方でした( ゚д゚))

瀧波さんがご自身を描いたイラスト↓

瀧波さんのお写真↓

 

 

私と瀧波さんは共通点が多いと一方的に思っています。

すっかりファンになりました。

私と1歳違いで北海道出身。夫と娘一人の3人家族。ファッションのセンスも好きです。

漫画と同じく最近全く聞いていなかった音楽も、

瀧波さんのツイートがきっかけで好きだった音楽のことも思い出し、特にビヨンセが好きだったことも思い出せました。感謝。

(ちなみにビヨンセのすごいやつは2018年のアメリカのフェスのライブ動画です。
「Beyonce coachella 2018」で検索してみてください。)

大好きなビヨンセの事をまとめた記事はコチラ↓↓

気分が落ち込んだ女性はビヨンセの動画でパワーをもらおう!

そんなこんなでTwitterのご本人の告知から

瀧波さんがご自身の母親の死を描いた

「ありがとうって 言えたなら」という本をリリースされることを知りました。

お母様がすい臓がんになり

告知〜看病〜お亡くなりになった少し後までを描いたコミックエッセイです。

 

私は18年前に父を肺がんで亡くしています。

この漫画を読んだら父を思い出し辛くなりそうで読むのを悩んだけど、Twitter画面に流れてくる感想リツイートを見て「読みたい」と思い、勇気を出して読むことにしたという流れです。

「ありがとうって 言えたなら」を読んでみて

前半はコミカルで笑えるところが多く、純粋にコミックエッセイとして読み進められました。

臨死!!江古田ちゃん』にたびたび登場する、キャラの濃いお母さんとお姉さんが懐かしく、久しぶりに親戚に再会したような気持ちになりホッコリ。

後半は予想通り父が亡くなった時と重なり涙なしでは読めなくなりましたが、シリアスすぎず、瀧波さんファミリーのいろんな想いが伝わってきて最後まで楽しんで読むことができました。

特にお姉さん、よく頑張った!尊敬します!

同じ立場だったら私はここまでできるのか。。?イヤできない。

瀧波さんのお姉さんも強い母だと思いました。

それからお姉さんのストレスの解消法が面白かったw

お母さん、一人暮らしでさみしかった時もあっただろうけど、亡くなる前は子供達がお母さんを想って動いてくれて幸せだったのではないでしょうか。

兄妹で助け合って様々なことを乗り越えていくところなど、

改めて兄妹がいるっていいなーと思いました。

うちの娘は一人っ子なので、私たちに何かあった場合助け合う兄弟がいない。

それだけは娘ゴメン。。。

 

どうしても比べてしまいますがうちの父の時は、

父がガンと告知されてから亡くなるまで約11ヶ月。

告知当初は父も自分が死ぬなんて信じていなかったみたい。

当時私は専門学生で弟は高校生。

ガンになった事を父から告げられた時「今まで通りの生活をしていなさい」と言われていたので私たち姉弟は学校やアルバイトやらに明け暮れてました。

父も子供に弱いところ見せたくなかったんだと思う。

お見舞いに来てほしくないと母から聞いたこともありました。

私たちが不安の中普段通りに過ごそうと頑張っていた数ヶ月の間に父のガンは進行していき、

あっという間に私たちが会えないところに逝ってしまいました。

 

私も瀧波さんファミリーのように父との思い出残しておきたかったな。

 

瀧波さんのお母さん、身体は相当辛かったはずなのに、いろんなイベントに参加していて「すごい精神力だなー強いなー」と思いました。

 

ほんと、どこの母も強いね。(ビヨンセとかw)

私も強くてかっこいい母になりたいな。

コミックを読んで共感したところ

亡くなった後の話は「ウンウンわかる」と共感できることが多かったです。

作品の中で『人が悲しめば悲しむほど涙が引っ込む』という表現がありました。

私も通夜〜葬式〜火葬と事がどんどん進んでいって人ごとのようで泣けなかったな。

瀧波さんのようにたくさん泣いたのはしばらく経ってから。

 

うちも自宅に写真は飾ってあるが手を合わせたりしたことない(できない)

映画やテレビで見るように仏壇やお墓の前で語りかけるなんてできません。18年経ってもそう。

亡くなって数年は毎日思い出して寂しかったなー。

 

父と夢で会えたらいいなと思っているけれど

未だ叶わず夢に現れて何か伝えてくれたりすることはありません。

 

参考になったこと

父の時、私と弟は完全に子供の立場だったので、看病や葬儀や保険やらの手続きなど母任せでどうやったのか記憶にありません。

このエッセイを読んで

家族の万が一の時、または自分が余命を宣告された時のシュミレーションすることができました。

この本で参考にしようと思ったことは、

私や夫や他の家族がガンと告知されたら、病気がわかった早めの段階でプロのサポートを依頼する(カウンセリングなど)準備をしておこうと思いました。

今から前もってリサーチしておいてもいいかもしれないな。

 

家族間で辛い事を共有すると何かしら負荷が積み重なっていくと思う。

いろんな感情が入るだろうし、

弱音を吐けない時もあるかもしれない。

お互い大変なのに家族で消耗するのは辛すぎる。

 

 

 

辛い時は辛くない人に頼んで、休養することも大事だと改めて思いました。

お母さんのお通夜の時の瀧波さんの行動(斎場では無くホテルに泊まる)は良い判断だったと思います。

 

私もいざという時はそうしたいし、人にも勧めたい。

この漫画読まなかったら思いつかなかった。

 

まとめ

やっぱり父が亡くなった時と重ねてしまいうまくまとめられませんでしたが、

とりあえず、読んだ直後なので思ったまま書き残してます。

 

うちの父(享年47)が生きていたら今65歳なんですよ。まだまだ若いですね。

きっと私の娘を可愛がってくれていたんだろうな。

あーあ、お父さんに会いたいなー。

 

「ありがとうって 言えたなら」とても良い作品でした。

勇気出して読んで良かったです。漫画ということもあってシリアスにならずさらっと読めました。

実際の体験談は貴重ですね。しかも漫画でわかりやすい。

瀧波ユカリさん、描いてくれてありがとうございました。

愛する家族のいる全ての方にオススメします☆

 

※追記

この記事を書いて、瀧波さんに読んでいただきたい希望を込めてTwitterで瀧波カオリさんにメンションしてつぶやいたところ、

 

ご本人から、リツイート&いいね❤いただきました!!

この記事読んでいただいてのことだと思うので本当に嬉しかったです!

瀧波カオリさん、これからも素敵な作品を楽しみにしています!

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